「最近の若いやつわ…」なんて簡単に口にしないほうがいいよね、という話。

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- Release Date:2020/06/12
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お世話になります。当ブログ管理人兼採用・新人教育担当もしている大樹です。

さて、本日は新人教育の現場から感じたことをお届けしたいと思います。

僕の肌感ですが「最近の若いやつ(子)は…」からの「俺(私)の若い頃は…」って話を展開する人多いですよね。これを耳にすると「そんなこと言って大丈夫?」って気持ちになります。

言いたい気持ちもわかります。実際僕も思うことは多々ある。でも口には絶対出しません。「思っとけ」って話です。

なぜ口に出さない方がいいかを言語化してみました。

言葉を選んで一生懸命書きますのでどうか怒らずに読んでください。m(__)m存分に個人的見解を含んでおります。

 

若い頃がんばった結果が”今”だという現実を客観視する

まず前提として、「最近の若いやつわ…」という言葉を発する人って、若い頃本当に大変な思いをして、歯を食いしばって頑張ってこれらたんだと思います。特に、建設業で働く方々の中には働き者の方が多い印象を受けてます。(前はIT業界にいた人間です。)いつも背筋が伸びる。

なので、今の若手の働きぶりを見て「(自分達の頃比べて)最近の若いやつわ…」といいたくなる気持ちはすごく分かります。

ただ、客観的に状況を整理すると

若い子達の目の前にいるのは「若い頃からずっと頑張ってきた人間の結果」という状況になります。

この状況下で、若い子が思うことは大きく2パターンと想像します。

①(+)尊敬する。この人のようになりたい。(から頑張る!)

②(ー)頑張ってもこの人みたいにしかなれない。(辞めよう。)

今誰が見ても一流の人が、「最近の若いやつわ…」を発動した場合は①ですね。きっと若い子も聞く耳をもってくれると思います。例えばイチロー選手が仮にその発言をしたら若手の野球選手は考え直す人多そうじゃないですか。

ただ大半の場合はその逆で、関係性が壊れたり、自分の首を絞める結果になるかもしれない(若手が離れる)ので言わない方がいいよね、と思ってます。(口に出すな!思っとけ。です。)

 

今と以前(昔)で条件は一緒か?

あともう一つ、今と昔の違いをちゃんと理解しておくことも大事だと思ってます。それぞれの時代の風潮・文化、環境などもかなり関係してくると思うので。

昔は仕事へいかに自分の時間を捧げているかが評価基準の一つになっていて、「身を粉にして働いている=出世」の構図が少なからず存在していたんじゃないでしょうか?(違ったらごめんなさい!謝ります。)

「あいつは朝早くから夜遅くまで残業して仕事してる!えらい!みんな見習うように!」みたいな。

一方、今はメディアが「働き方改革」を打ち出す時代です。若い子の頭には「週休2日、残業なし」が刷り込まれてしまっています。そしてそれと併せて「効率化が必要な時代」であるということもインプットされている。だから変に頭でっかちになっちゃってるケースが多い気がします。

「それ無駄じゃないですか?意味ありますか?」みたいな。

今と昔とで完全に風潮・文化、環境が異なっています。

同じものさしで一方的に話す(怒る)のは危ういし、フェアじゃないんですよね。だから、自分の若い頃の話は昔話として聞いてもらうくらいがいいと思います。そこで「大変だったんですねー。すごいですね」と共感がうめればOKです。説教のネタにするのは絶対やめたほうがいいと思っています。

 

じゃあ上の世代は我慢するしかないのか?

「じゃあ俺たちはどうすればいいんだ!我慢するしかないのか!!」っという声が聞こえてきそうです(笑)では僕らはどうすればいいんでしょうか?

では、改めてどんなときに「最近の若いやつわ…」を発したくなるか考えてみます。

自分が想像した、期待した通りの動き(=自分達が若いときからしてきたこと)をしなかったときにこの言葉が脳裏に浮かぶのが大半じゃないですか?

そうとなれば僕らがとる対応の正解は簡単です。

 

それは

「最初から期待しない。」

です。

 

「きっとやってくれているだろう」と期待するんじゃなくて、「きっとやってないよな。スマホ見て座ってるわ。」くらいに思っておくようにしましょう。

ただ放おっておくのではなく、ちゃんとやってほしいことは事細かに口に出して伝える、教えることはまずやったほうがいいと思ってます。(”察してくれるだろう”は通じません。)

ちゃんと教えても、指示してもすぐにはやらない、一度や二度ではできないことがあります。だから期待はしないで見守ります。

「どうせやってないんだろうなー」くらいの方がお互いに幸せです。

 

こういう気持ちでいると、やってくれていたときにめちゃくちゃ嬉しいんですよ!!

僕が以前経験したエピソードをひとつご紹介します。

 


一人の若手に対して再三メモをとるように!と伝えてきたのですがなかなかとっている姿をみない、ということが続いてました。

「やっぱメモ取ってないんだろうなー。」と思っていたある日。

トランシットを据えてみて、と支持したときに彼がスマホのLINEトークに記した大量のメモを取り出したんです。

それを見ながら苦戦しつつも一生懸命据えているのを目の当たりにしたとき、僕はひどく感激しました。他にもたくさんのメモがチラっと見えたので「ちゃんとメモしてんじゃん!」って目頭熱くなりました。その日は仕事終わりのビールがホントにおいしい一日になりました。


 

今と昔を客観視せず、伝えること、教えること、向き合うことをしていないクセに(口が悪いぞ!)上から「近頃の若いやつは…」っとマウントをとるのはフェアじゃないし、自分の首絞めますよ?って話でした。

若い子は逆に「まったくこれだから古い人らは…」って思っているかもしれません。溝は広がるばかり。

生きてきた時代が違うので、文化と言語すら違うと思ったほうがいい。今は時代の進み方が前とは比べものになりません。僕らは時代に順応する若い子達の方が優秀だと思っていたほうがいいと思ってます。

僕もまだまだどう思われるか怖くて遠慮してるところはありますが、それでも一生懸命に向き合おうと努力しています。(存分に心をすり減らしながら)

人財とはよく聞きますが、これからの将来に多くの時間を残している若い子たちは本当に宝だと思います。

誤解を恐れずに言えば若い子達は”生産力”ですよね。現代は効率化の時代ですが、働き手が潤沢なら、効率化は二の次になります。若手を手放せばさらに効率化を迫られ、効率化が成功するまで自分の負荷はどんどん増えていきます。

だからちゃんと向き合って、お互いに助け合って成長していくしかない。

業務については先行者利益で話はできますが、一人の人間として同じです。決して余計なマウントはとるべきじゃないなと思ったのでした。

新人教育の現場からは以上でーす。

そんな共栄建設は今インターンシップに力を入れ、積極的に若い子達と触れ合う機会をつくることを頑張ってます。

早速来週の6/24(水)- 25(木)に開催される「インターンシップフェアWeb説明会in浜松2020」に参加しています。先日事前収録したインターンシッププログラム説明動画が配信されます。共栄建設は6/24(水)18時から配信される予定です。20分程度前後する可能性があるらしいので17時40分くらいからスタンバイしてご視聴頂ければ幸いです。当日僕もチャットで参加し質問を受け付けています。

ご都合が悪い方はこちらの記事にWEB配信する内容を文字起こししてますのでご確認ください。

2020共栄建設インターンシッププログラム説明資料を掲載しました!

よろしくお願い致します!


 

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